Mr.ChildrenのNewシングル『himawari』が本日リリースされた。今年でデビュー25周年を迎えた彼等。2017年の第一弾シングル『ヒカリノアトリエ』から半年於いての発表となった。カップリングにはライブ音源と2年前に未発表曲としてライブ披露されていた「忙しい僕ら」が収録されている。

私事ではあるが先日『君の膵臓をたべたい』の試写会に行かせて頂く機会があって、一足先に作品を堪能した。素晴らしかった。ヒロイン・山内桜良を演じる浜辺美波さんが魅力的すぎて、正直「himawari」が殆ど頭の中に入って来なかった程である。ただ予想を遥かに超えた力強いロックチューンに仕上がっていて衝撃を受けた。

このコラムではそんな新曲「himawari」のタイトルについて言及して行きたい。

なぜ「himawari」なのかーー?

このタイトルについて『君の膵臓をたべたい』の原作者・住野よるは自身のTwitterでこんなコメントを寄せている。
言うまでもないが向日葵は夏の花である。そしてこの歌ではヒロインが病を抱えながらも力強く生きる姿を《暗がりに咲いてるひまわり》と喩えている。桜良というヒロインに待ち受ける運命を「himawari」という単語で昇華するセンスは流石としか良いようがない。では何故「ひまわり」でも「向日葵」でもなくローマ字表記での「himawari」なのだろうか。これにはきっと深い意味があるはずだ。       

今回のシングルに付属されたDVDで桜井和寿はこう発言している。「真夏に咲く向日葵だったら意味がなくて、暗がりに咲く向日葵だから意味がある」これは私個人のフィーリングでしかないのだが、この曲のタイトルを「向日葵」や「ひまわり」にすると桜井和寿の言う"真夏に咲く向日葵"になってしまうのではないか。少なくともそれでは目新しい感じはしない。「himawari」と敢えてローマ字表記にする事で従来の向日葵と切り離す事ができたのかもしれない。  

これまでのMr.Childrenとはまた違ったサウンドを響かせてくれる「himawari」。雄大で力強いロックバラードとして描き上げられている。《暗がりに咲いてるひまわり》の強さを何とか音で表現しようと試行錯誤した末に生まれた新たな名曲である。映画『君の膵臓をたべたい』を通して、1人でも多くの人へ届いて欲しいと切に願う。

因みに向日葵の花言葉は《私はあなただけを見つめる映画『君の膵臓をたべたい』を観れば、きっとこのタイトルの真意にも近づく事が出来るだろう。 (やまだ)  



(Mr.Children「himawari」Music Video)


        
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